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2010年6月

VTRウインカー交換

と言うわけで、今回はウインカー交換の話である。

実は、フロント左とリア右のウインカーが破損していたのだが、補修で問題なく使えていたのでそのまま使っていたが、この間いじっているときに誤って接着部分を剥がしてしまった。それで、この際なので思い切って部品を交換することにした。

ネットで色々さがしていたが、LEDタイプが安くて持ちも良さそうなのでいいかと思ったが、どうやらリレーをかまさないとハイフラッシャー状態(点滅間隔がすごく短くなる)になるらしく、リレーもセットになって売っている物もあり、それでも純正部品より安いのだが自分で取り付ける自信がないためちょっと躊躇していた。
そこで、ヤフオクを覗いてみると「純正タイプウインカー」というのが出品されていた。純正「タイプ」って何よ、純正とどう違うの?と思って説明をよく読んでみると、出品者が純正のコピー品を台湾で作らせている物らしい。1個1600円と純正よりずいぶん安いがCB400SFなどにも使える汎用品のようで、まれに他の部品をかます必要がある場合もあるとのこと。その辺りVTRにポン付けできるのかどうかということと、品質的な不安があったが、1台分4個買っても送料込みで7000円弱とダメならダメで勉強だと思って落札してみることにした。

落札してから3~4日ほどで手元に届き、今日(6月5日)取り付けてみた。ネジ1~2本はずせば簡単にできるものとなめてかかっていたら、フロントはヘッドライトケースの中にコネクターがあったり、色々はずす必要があって、結構苦労した。サービスマニュアルなどがあって、構造を理解していれば簡単な作業だと思うが、知らなければ配線の通り道などをきちんと追いかける必要があり、少々面倒だった。

いざ取り付けてみるとフロント右のコードがやや短く、コネクターを繋ぐことができない。しばらく考えたあげく、元ついていたウインカーのコードとコネクターを流用することにした。この辺りもきちんとコピーされているようで、元のウインカーのパーツが購入したウインカーの外装にぴったりはまったのには驚くと同時にホッとした。
取り付けてから思ったのだが、コードが短い件については出品者に問い合わせてみたらどうだっただろうか。オークションの説明には、あくまで汎用品であり、ぴったり合うことを保証しないと言うようなことは書いてあったので、「仕様です」と言われればそれまでだが、向こうの組み付けミスだったら取り替えて貰えたかもしれない。しかし、もう取り付けてしまったし、傷物(笑)にしてしまったからもう取り替えはきかないだろう。まぁ、旧パーツを流用したとはいえ、問題なく取り付けられたのだからよしとしよう。

それで、取り付けの終わったのが写真である。親和性には問題なく、しっかり取り付けできた。見た目にも違和感はない。

Dcf_0246b

Dcf_0244

耐久性などの品質については、しばらく使ってみないと何とも言えないが、作働も正常、明るさにも問題はなく、いい買い物だったと思う。何かトラブルがあれば、また報告したい。

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就職先としての農業を考える

今までのエントリーを総合すれば、私は農業が現代では割に合わない職業であると言っている事になると思う。現場で生産者の生の声を聞くにつけ、どうしてもそう思わざるを得ないのだ。しかし、それでも農業を職業として選ぼうという人が絶えることはない。もちろん、そうでなければ私は職を失うかもしれないし、失わないまでも現在の仕事は続けられなくなるかもしれないので困るわけであるが。

以前、農業の魅力とはなんだろうと考え、エントリーとしてあげたことがある。どう考えてもサラリーマンをしているほうが安定しているし、収入も多いと思えるので、それでも農業をしたいと思う気持ちはどこから来るのだろうと思ったからである。就農を志す人たちの本当の胸のうちは知る由もないが、自分なりに推し量り、その気持ちを最大限フォローするにはどうしたらいいか論じるため、当エントリーをあげたいと考えた。

以前私は、農業が成り立ちにくくなってきた背景として農作物価格の低迷をあげ、現代日本の農業規模にあった価格・流通体系になっていないことをあげた。では逆に、農産物価格がどのくらいになれば農業の経営が成り立つのであろうか。
過去のエントリーで仮に計算して見せた葉ネギにおける収入では、売り上げ(60万(1.5t/10a・400円/kg)-経費30万)×3作×30aで270万円くらいとした。しかしこれは、品質の良いものが順調に収穫できたとして、である。しかもネギは連作に比較的弱い作物であるので、所有農地が30aではこの経営はすぐに成り立たなくなり、行き詰ることは間違いない。270万の収入で生活できるとしても、借地も含めてでいいから耕作農地は60~70a程度は確保したいところだ。これ以上土地を増やし、ネギの生産量を上げるなら、今度は労力の確保が問題となってくる。ひとりで、あるいは夫婦二人でできる規模を超えてしまった場合、そういった新たな経費が発生することが考えられ、収入は面積に比例して増えていくことはないといえる。
しかし、これが面積増ではなく、単価が向上したとしたらどうだろうか。つまり、労力は増えることなく収入だけが増える。先ほどのネギの単価は400円/kgで計算しているが、これが600円/kgになるだけで収入は405万円になり、これならまずそこそこの生活はできよう。しかし、本来は農作物の生育・収穫というのは自然条件等に大きく左右されるため、本当は単価にはもう一声欲しいところではあるが。
それはさておき、600円/kgということは、100gの束にして10束であるから、一束60円という事になる。生産者単価がこのくらい欲しいわけであるから、これに運送費(冷蔵なども含む)、JAの手数料、市場の手数料、量販店のマージンを乗せるとどのくらいが適正価格といえるのだろうか。仮にすべてあわせて3割強だとすると1束100円弱で売れることになる。消費者は、葉ネギ100g束を100円(スーパーなら98円?)で買うだろうか?中ネギなら100gというと3~4本くらいか。微妙かもしれない。
しかし、産直で売ることができれば60円以上の値をつけて順調に売れるのならそれでいいということになる(つまり、自分の気持ちとしては産直では1束60円以上でも喜んで買っていただきたいということだ)。
ネギで考えれば、このくらいがやっていけるかどうかの分岐点になるだろう。とはいえ、この収入は労働時間を考慮に入れていないので、時給を計算してみると、おそらくずいぶんと安いものになると思う。多めに見積もっても1000円/1時間はないのではないか。せめて7~800円くらいはあるといいのだが・・・。

これがイチゴだとどうか。最近主流になりつつある養液栽培で、20aの経営規模だとしよう。当地域の主力品種で4t強/10a獲れるので、4.3t×(1000円/kg)×0.4(ハウスや養液システムなどの償却も含め、経費が約6割を占めるといわれている)×20a≒340万円となる。比較的労力が少なくて済む養液栽培でも20aというのは夫婦2人でできる限界に近いのでこのくらいが現実的な線といえるだろう。それでも、農繁期には土日祝日関係なしに働き、しかも1日8時間労働ではすまないと思われるので、時給はやはり1000円を割り込むと思われる。イチゴは単価が高いため、収益性がいいように思われるが、その分経費がかかるため時給的にはあまりネギとは変わらない事になる。ただ、施設栽培であることと養液栽培で連作障害がほとんど考えられない事から露地もののネギに比べれば安定感はずっと上といえる。

さて、ここまでの話で「うまく行った場合」のことであれ、これなら挑戦する価値はあると思われた方はいらっしゃると思う。時給として計算すればあまり高くはなくとも、会社勤めでの人間関係などの気苦労を考えればずっといいということもあろう。しかし、覚えておいていただきたいのは(どんな仕事でもそういう側面はあるが)農業とはけして思い通りには行かないものだという覚悟が強く必要な仕事であるということだ。何百万も掛けてせっかく建てたハウスが1日で台風にもって行かれることもある。自然と生き物を相手の仕事であるから、予想外の苦労を背負い込む可能性もあるし、予定通りに行かず、下手をすれば一年間無収入になることも考えられるのだ。

それでもやってみたいというのならそういう方を私は全力で応援したい。それでも笑ってすごせる覚悟を、とまでは言わないが、少なくとも淡々と最善の策をとり続けることができる心構えと備えは必要である。

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