« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »

2010年5月

VTRもフロントフォークオイル漏れ

昨日(5/21)バイク通勤で、仕事も早く片づいたので、以前から立ち寄ってみようと思っていたバイク屋へ行ってみることにした。最近、リヤタイヤの空気圧の減りが早くなっていたのが気になっていたこともあって、交換すべきかどうか相談してみたかったのだ。それで、あらかじめネットで調べてみると他店購入のバイクもお気軽にどうぞ、とあったし、自宅からも比較的近く、しかもホンダの専門店らしいのでこれは行くしかないと思っていた。

それで、帰る時になにげにフロントフォークを見てみると、左から漏れているのを見つけてしまった。VTRのフロントブレーキはシングルディスクで、右側についているのでこのオイルが即制動に影響することはないが、見つけてしまった以上一刻も早く直さなければならない。どうせバイク屋に行くつもりだったので、グッドタイミングである。お金はかかるが・・・。
この夏のボーナスでヘルメットを買い換える計画はどうやらパーになりそうだが、致し方ない。

で、帰り道に件のバイク屋へ寄ってみた。小さな作業場の奥でご主人らしい人が熱心に作業をしていて、こちらには一瞥もくれない。しかし、「こんにちは」と挨拶をすると、その横で見ていた奥さんらしき人が「いらっしゃいませ」と応じてくれた。で、用件を聞かれたのでフロントフォークとリヤタイヤの件を伝えた。すると、ご主人に声を掛けてくれ、今度はご主人がバイクを見せてくれとのことなので、作業場までバイクを引っ張ってきた。そこで詳しく話をすると、ご主人も愛想が良かった。さっきは一生懸命作業をしていて気づかなかっただけだったようだ(笑)。

フォークのオイル漏れは、普通にオイルシールの劣化のようで、交換で直るという。リヤタイヤの方はパンクの修理あとが劣化していて、それが原因だという。まだ山は残っているが、ひび割れも軽く始まっているので、リヤタイヤも交換することにした。見積もってもらうと3万5千円弱だということであった。

そのあと、バイク屋店頭のカウンターで奥さんが色々話しかけてくれ、この店のお客さんで定期的にツーリングを行っていること、その案内や部品の入荷、修理完了のお知らせ用に携帯のメルアドを登録しておくと便利なことなど教えてくれたので、メルアド登録をしておくことにした。ツーリングも、次回は難しそうだが、早めに予定がわかっている場合は何とか段取りして参加できるようにしたいと思っている。

とにかく、なんだかこぢんまりとした店がアットホームな雰囲気を醸し出していて、非常に好感を持った。もしかしたら、これからずっと付き合っていける店を見つけられたのかもしれない。もう少し何度か来てみないとわからないが、本当にそうであればこれからのバイクライフが豊かになるかな、と期待している。さて、部品はいつ入荷してくるか、楽しみである。

ちなみに、以前エンジンが時々止まるトラブルに見舞われていたが、最近は全くその症状が出なくなった。やはり、オイルの入れすぎによるオイル上がりだったようだ。白煙の臭いもオイルのように思える。あれから、余分なオイルが燃焼し尽くしたのだろう。オイル量をみても、現時点で上限ぎりぎりなので、そう考えるのが妥当に思う。しかし、まだまだ注意は怠らず、慎重に見極めたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

口蹄疫・・感染拡大どうなる?

宮崎県で発生した口蹄疫の勢いが止まらない。

自分は、畜産は専門外なので、有効な対策の提言も、高所大所からの発言もするだけの知識を持ち合わせていない。アグリサイエンティストを名乗りたいなどと言いながら恥ずかしい話だが、少しずつでも勉強を重ねていきたいと思っているので、今回はとりあえず以下のブログを紹介しておく。有名どころなのですでに参照された方は多いと思うが、宣伝は少しでも多い方がいいといういつもの考え方でこのエントリをあげておく。

松永和紀blog

ともかく、関係者の苦労が偲ばれる。私の居住地でこういう事態になれば、おそらく私もかり出される可能性が大なので、他人事とは思えない。一刻も早い事態の収拾を祈りたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

国が?とんでもない講演会

国が主催の『第5回食育推進全国大会』であの安部司氏が講演会を開催されるとか。詳しくは雪兎さんのブログ「あべしの裏側」をご覧いただきたいが、あまりと言えばあまりに安易なというか、これで安部司氏の活動がますます勢いづくことになれば、日本の食品行政ひいては農林行政も大きく後退する可能性がある。

少しでも多くの人にこの事態を知って頂き、この流れを押しとどめるべく、この記事をご紹介させて頂いた次第である。

<追記>

とりあえず、私も内閣府の食育担当に意見を送らせて頂いた。何か動きがあればいいのだが・・・。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

発達障害が親の責任で?

産経新聞に、発達障害についてこんな記事が掲載された。

【解答乱麻】明星大教授・高橋史朗 豊かな言葉がけ見直そう

これによると、発達障害や軽度の自閉症は早期発見と適切な対応により予防することが可能とある。ただ、この話はこの明星大教授高橋史朗教授自身が唱えているわけではなく、さいたま市教育相談センターの金子保所長や「脳科学に基づいて発達障害児を治療指導している」という澤口俊之氏(誰?)、玉川大学脳科学研究所の塚田稔教授などの説のようだ。

この記事にはいくつかの問題点がある。

たとえば、記事にはテレビやDVDなどのメディアを遠ざけ、声かけやあやし、たかいたかいなどを実施したところ、人間性が回復した、とある。ということは、発達障害や自閉症の人は人間性が大きく阻害されていると言うことか?ここに、発達障害に対する大きな差別意識が感じられる。

また、「このような昔から日本人が当たり前に行ってきた伝統的な子育てや「普通の環境」を取り戻すことによって、2歳までの早期に治療指導を行うことが、発達障害の予防になり、この「金子式治療指導法」と澤口氏のHQを伸ばす脳科学理論は「きわめてよく一致」すると同書は述べている。」ともあるが、「普通の環境」ってなんだろうか。それでは、発達障害や自閉症児を抱える家庭は「普通の環境」ではないのか。自分たちの考える「普通の環境」を他人に押しつけて、発達障害児を抱える親に「自分の家庭環境は特殊なのではないか」と不安やプレッシャーを掛けているだけなのではないか。

定説としては、自閉症は先天性の脳の機能障害であるし、自分の子育ての実感からもその通りだと感じている。もし、発達障害や自閉症が生まれつきの脳の障害ではなく、あるいは障害があるにしても対応如何で治療が可能だというのが本当に科学的知見に基づいたものであるというのなら、現在の定説をひっくり返す大発見だが寡聞にしてそのような話は聞いたことがない。

実は、私は3人の子持ちであるが、そのうち第1子である長女は重い知的障害を伴う自閉症である。だから、そういう新説が間違いない形(査読付きの専門誌に掲載されるなど)で出てきたのなら、何らかの形で情報が入ってくると思うが、何も見聞していないのである。

また、早期発見や声かけなどが重要であるというのなら、長女は比較的早期発見だったと思われるし、第1子であるからなおさらあやしたりたかいたかいしたり、声を掛けたり抱きしめたり、どこへでも連れて行ったし、手を掛けて慈しんできたつもりだ。環境が悪いというなら第2子の長男は長女に手がかかった分、ほったらかしになった割合は長女とは比較にならないくらい大きいが、それでもそれこそ「普通に」育ってくれている。

長女の通う養護学校でも同じ障害を持つ親御さんと会い、話をする機会もあるが、どの人も深く悩み、一生懸命子育てをしている。そんな親たちの育て方が悪いというのなら、日本人の大半は自閉症や発達障害になっているはずであるが、そんなことは全くない。

とにかく、日々悩み、懸命に子育てをしている親たちを表面的な言葉だけで深く傷つけているこの記事については全く容認することはできない。もう少し科学的な態度とは何かと言うことを産経新聞には考え直して頂きたい。

| | コメント (6) | トラックバック (1)

« 2010年4月 | トップページ | 2010年6月 »